もやもやずぶちゃん

旧ずぶ邸あるじのイントンコントン日記

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ゆめうつつ、半信半疑の

いんとんこんとんらいふ

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ずぶの学校新聞 no.3

 

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目指すべき人物像……ゆるキャラ

 

ところで、ビッグな人物とは、どのような人物でしょうか。夢や大志を抱いて、熱く突き進んでいく維新志士のような人物? それもよいでしょう。が、そのひとの隣にいると、少し疲れてしまうかもしれませんね。

 

私は、このがんじがらめの社会にはゆるキャラ的な人間がもっともっと増えるといいと思っています。いなくてもいいのに、いる。いなかったら、なんだか寂しい。とるにたりないけど、愛着がわく。いるだけで周囲のひとたちを癒し(時にいらだたせ?)、いつもころっとそこにいるような。

 

ゆるキャラは、こせこせと周りの空気を読むことなく、何百年も前からその地にいたかのような顔をして、異様に幅を利かせます。それでよしなのです。ひとをにやつかせ、一見ばかにされているようで、実はすっかりその存在(個性)を認めさせてしまっている。相手は、次第にとやかく言ったりすることもむなしくなってくる。しまいには自分の方がばかなのかもしれないなどと謎の不安に襲われはじめる。気がつけば、彼のまわりには何人ものひとが集まっている……特に何をするでもない、ほがらかなひとときが生まれる。
 
つまりビッグなひととは、人徳のあるひとといえます。柔軟で、ユーモアたっぷりで、深い味わいがある、実はいろいろ考えていて高い理想を持っている、誠実でやさしいひと、いつまでも一緒に話していたくなるような、ふわっとした空間と時間を作り出せるひと。そんなひとがいるのを発見すると、私はとても嬉しくなるのです。そういうひとに私はなりたい。

 

さあ! Be ゆるキャラ!!

 

 

ぶん・え―あかまつ みさき
(ずぶの学校校長。大学院生。高校教師。いろんな場所にしれっと「いる」のが得意技。)