昨日はバリ島はウブドのお宿にて
満月の人形劇を行いました。
如月🦋手作りあそびの会 第８話 ウブドで満月の人形劇🌝 - YouTube
バリアン（バリの呪術師）さんにきいた
前世から守ってくれているという
ラトゥリアンおばあさんのおはなしを
人形劇にしました🌿
🧙♀️
ラトゥリアンおばあさんのおはなし
作•やかましみさき
むかしむかし
やもりがトッケートッケーと
鳴いていたころ
ラトゥリアンおばあさんは
いつもの庭をお散歩していました。
すると子犬が掘り起こしている地面のそばに
いつもは見かけない紫色の葉っぱを見つけました。
「おおめずらし
これで薬をつくれば
きっとあの原因不明の
かゆかゆ病がおさまるじゃろう」
さっそくおばあさんは部屋に帰って
石臼で葉っぱをすりつぶしはじめました。
ゴリ
ゴリ
ゴリ
シャッ
ゴリ
ゴリ
ゴリ
シャッ
シャッというのは聖水をふりかける音です。
しかしなぜ人々はかゆかゆ病になるのでしょうか。
「昼間はそーでもないけど
夕方になるとかゆみだすぞい」
というものや
「手足やなくておしりがでこぼこになってしもーた」
というものもいます。
けれどもラトゥリアンおばあさんの薬は
いろいろな葉っぱがまぜあわさり
どんな場合にもぴたりと合い
かゆみがとまるのでした。
この紫の葉っぱは
かゆみでまぶたが腫れた
てんとう虫に塗りました。
「さあ、もうこれでだいじょうぶじゃ〜」
ラトゥリアンおばあさんは
顔中にぺたぺたとぬりたくりながら言いました。
するとてんとう虫の腫れ物の中から
１匹のカエルが飛び出しました。
「これまで長いことおせわになりました」
そういうとカエルは旅の準備をして
そのうちに出発しました。
おしまい🐸🐞
