去年作った人形劇カッパのエンディングテーマ
葬送曲をいさましく歌いました♫
Tok's last poem
〜いざ立ちて〜
芥川龍之介最晩年の小説『河童』で
自殺した詩人のトックが机の上の紙に書き残していた詩。
「ゲーテのミニヨンの歌のぱくりですね」
と批評されたりもしますが
音楽家のクラバックはこれをしばらく読んで
葬送曲をひらめき💡
あわてて立ち去ります。
ゲーテのミニヨンの歌とは…?
『ヴィルヘルムマイスターの修業時代』という小説
の中に出てくる「君よ知るや南の国」という
ミニヨン(少女)が主人公に歌った歌らしい。
ここは寒いしどこか
あったかい南の方のパライソ、極楽へ向かおう
というような内容の詩(ざっくり)ととりました。
(イエモンの楽園て歌もそんな感じですきやったな〜と思い出した)
そんなわけで一番は原作からの引用で
二番・三番は雰囲気を踏襲して
古語辞典
(めっきり使わなくなったけど新しい創造的な使い方した。やはり古語すき)
をめくりつつ作詞…作曲しました。
少女が歌った歌なら
もっと明るくてかろやかな曲だったかもしれませんが、
ついいかめしくなりました。
(古語の大仰さすき。大仰な曲もおとぼけ感がありわらえる🥳)
これはクラバックが作った葬送曲ということで…
去年はなかったギター伴奏もつけてもらい
作曲当初のイメージに近づきました!
ギターはおばあちゃんち最奥(遺品整理もたけなわです)
から発掘した古そうなギターです。
撮影場所は
我が名の由来となった潮岬灯台前です。
和歌山出身の父が若かりし頃
「しおのみさき」という芸名で
絵を描いてたところから来ているみたいです。
(ちなみに兄は海くん🏖)
今年も河童忌のお祝いやろうかな〜🥒
Tok's last poem 〜いざ立ちて〜
いざ立ちてゆかん
しゃば界をへだつる谷へ
岩むらはこごしく
山水はきよく
薬草の花はにおえる谷へ
いざ立ちてゆかん
しゃば界をへだつる島へ
浦波はまばゆく
潮風はぬるく
海鳥の声はひびける島へ
いざ立ちてゆかん
しゃば界をへだつる空へ
薄雲はかそけく
きら星はとおく
昼夜の夢はあそべる空へ
人形劇KAPPA(芥川龍之介原作)のエンディングテーマをいさましく歌いました🐸 Tok's last poem 〜いざ立ちて〜 - YouTube
YouTube字幕つけてます👌
(パッションイングリッシュver.もありますので
意味が気になる方は参考にしてね😽)