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ずぶぬれ vol.7 アンチ☆テンプレートパレード

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ずぶぬれ vol.7 表紙

よだんのよだん(巻末コラム)

 

▽ついにパレードの夢叶いました。黒澤明氏の「夢」という映画は、夏目漱石の「夢十夜」風に夢の短編オムニバス形式の映画なのですが、そのひとつに水車のある村の夢があります。そこで繰り広げられる村人たちによる明るい葬送のパレードのシーン。こういう冠婚葬祭の儀式って愉快でいいなぁとずっと憧れていたのでした。今回ずぶとじぶは「新長田アートマフィア」による初主催イベント「藝賭せ(げいとせ)」に参加し、神戸新長田のまちをうろつき取材しながら、地域のお店や施設のラジオCMを制作し、パフォーマンスとして上演しながら商店街を練り歩きました。オリジナルダンス、オリジナル楽器、オリジナル音楽、オリジナル衣装(ぬいぐるみ)……多くのひとに協力してもらってやっと叶った夢でした。謝謝!

 

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▽一年を振り返ってみると「テンプレート(型)から脱する」ということをずっと心がけてきたように思います。当たり前に思って見直したことのなかったことを見直すと、今ここにあるものの価値が改めて感じられるようになってきた気がします。あるものをどうやって生かすのかを考えることが「創る」ということなんじゃないか? 自分自身も、人間関係もそうで、現実をよく見て、本心をよく聴いて、どうするかを考えていくところからしか、納得のいく進路、自分や社会を切り拓けないのではないでしょうか。

 

「やめる」ということは、確かに挫折の経験とも言えるかもしれません。が、本当に自分が納得のいくように「やる(生きる)」ためには一度やめてみることも必要なのかもしれない。何事かをやったあとには必ずやめるが来るのです。それは悪いことなどではなく当然の理。CM制作で取材したクライミングジムで教えていただいたことがあります。まずやる前に「オブザベーション(イメージトレーニング)」する、そのあと実際に「ムーブ(動く)」しながら「トライ(やってみる)」するということです。そして初心者は楽しくてやり続けがちなのですが、時には「レスト(休憩)」をするべしということでした。でないと思わぬところが筋肉痛になったりするそうです。

 

▽確かにそう。休憩が足りない現代人。もっとばかを休み休みしないと息苦しい。そういうストレスが積もり積もって病気になったり、犯罪を犯したりしてしまうのではないでしょうか。仕事を休んだら迷惑がかかると思ってしまうが、本当はぼちぼち休んで遊んでいる方がよっぽど迷惑がかからないのに……傍からはいくらでも言えるが囚われの身には難しい。いっせーのーででやめちまいたいことは無限にある。とりあえず、やかまし学校やめるってよ。

 

 

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かまし みさき(赤松 みさき)

1986年大阪生まれ。中・高国語教師をしながら15年にゆるいまなびや「ずぶの学校」を開校し、校長に就任。2017年、高校時代からの友人中西ちさとさん(じぶ)と参加型パフォーマンスユニットずぶとじぶを結成。今年11月神戸新長田にて「ずぶとじぶの新長田こまーしゃるパレード」を行いました。

 


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