10月のおわりに、ジ・エプロンは名古屋ツアーに行ってまいりました。
メンバーの実家にて、お母さん、妹さん、妹さんの赤ちゃん(生後一か月半)と一緒にごはんを食べた後、朗読会を開催。
最も心に響くのは、ところどころに響く赤ちゃんのシャウト!
赤ちゃんや母の声は社会で最も殺されている声だと思うので、ジ・エプロンはこういう声を拾って慰霊していきたいと思います。
前日の夜に読んだ本、又吉直樹『人間』の冒頭に、以下のようにあったことを思い出してお話しています。
「生まれた瞬間を最後に自分は心の底から叫んだことがないのかもしれない。誰でもそんなものだろうか、叫びと言わずとも、たとえば産声と同じ程度に、同じ純度で、何か言葉を正直に発したことがあっただろうか。自分の生きていた38年間は嘘ばかりで空っぽだったのかもしれない。」
こちらは、畑と昭和と音楽酒場「はな咲」にて。