もやもやずぶちゃん

ずぶの学校のやかましみさきです。絵や文、俳句、ぬいぐるみの創作、人形劇、手作り作品のお店、表現の家を開いています。ワークショップ、オーダーメイド受付中。おたよりください。info@zubunogakkou.com

ずぶの学校のやかましみさきです。

絵や文、ぬいぐるみの創作、人形劇をしながら

手作り作品、落とし物のお店、表現の家を開いています。

ワークショップ、オーダーメイドも受付中!

おたより待ってます。

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あかん、あかん

とある地下鉄の駅で。

 

途中で止まる電車だったので、みんな下りた。

私も下りた。

 

一人だけずっと座っているおじさんがいて

駅員さんが声をかけて下ろした。

二つほど隣の扉から。

 

サングラスをかけて帽子をかぶって

リュックサックを背負っている。

 

よくみると、どうやら白い杖を持っている模様。

 

下ろされたまま

線路に背を向けて

ホームのギリギリのところに立って

じっと動かなかった。

 

危ないな

どうしようかな

と思っていると次の電車がきた。

そわそわした。

 

おじさんはもとのポーズのまま動かなかった。

電車が後ろを通ってもびくともしなかった。

 

私は電車に乗った。

ドアが閉まり

かたまったおじさんは向こうの方に消えた。

 

 

私は行ってしまった。

 

 

なんでこういうときに行動が先立たないのかなと思う。

 

それを変えたくていろいろやってきたはずなのに

こういうときに動けなかったら

何もかも意味がないんじゃないかと思う。

私とは関係ない

とか思うのがものすごく嫌なのに。

 

 

あの先生、あの人、あの子なら絶対動いただろう

と一人一人確認して自分を苦しめた。

 

それで罪悪感を癒そうとした。

ただの痛みフェチ…

 

中島敦が書いた

悟浄の気持ちがすごく分かる。

ずっと悟空に憧れてる。