今日は朝、卒業式でしたが
夜は中国地方の大学に通っている卒業生(前の前の学校の)と
エントリーシートを作りました。
理系の男の子で
文章を書くのは苦手…
しかし!
彼は自分のことを見つめ
私はそれに合うことばを考え
「それは言いすぎ」とか
「それは遊びすぎ」とか言い合いながら
一緒にゆるく、でも突き詰めて書いたことで
「嘘がないわ」
のおことばいただきました! ぱちぱち!
「キャリアセンターではここまでのは書けなかった」
とも!
彼自身は不要だと思っていたエピソードが
私はいいと思ったので生かしてみました。
ひとつご紹介します。
アルバイトの経験をどう書くか
before
二つ目は居酒屋のバイトである。そこはアットホームなところで、バイトを始めた当初は、お客様との会話を盛り上げることができず、距離は遠くなるばかりであった。しかし、話すことより聞くことに集中するというコツをつかみ、三年間少しずつ距離を縮めることで、今では「今日のバイトはあの子じゃないの?」と言ってもらえるようになった。そのおかげもあり、週のお客様の数が10%もアップした。
同じエピソードでも、いろんなお題に合わせることができるので
まとめ方、おとしどころをどこにもっていくかが大事ですね。
beforeは「継続できる」「コツコツ」アピールのエピソードにしたかった下書きです。
それを「アルバイトから学んだこと」というお題に合わせてPRをしないようにしました。
(それが間接的なPRになるのじゃ)
- そのエピソードから何を伝えたいかという軸を持つ!
- 「距離が遠くなるばかりであった」マイナスの内容で文を切らない方が好印象
- 接続詞の使い過ぎ注意(できるだけ使わない)
- 「コツをつかむ」はビジネスライクな軽い感じがする
- お客さんの数が増えたのが自分のおかげかはわからない…(言い過ぎ注意)
などの点を意識して、こんな感じに…
after
私は居酒屋で三年間アルバイトをしていた。最初は、お客様との会話を盛り上げることができず、距離が遠くなるばかりであったが、自分が話すことよりも相手の話を聞くことを大事にしていくと、今では「今日はあの子じゃないの?」と言ってもらえるほどになった。この経験から、誠意をもって接し続けることで年上の人にも認めてもらうことができると知り、人間関係を築くうえでの自信になった。
いいこと書いてる~~
のに、それがただただ素の彼なのだ。
自慢でも卑屈でもなく。
「就活」って別に嘘をつくことじゃない。
素が認められることがいちばん幸せだ
そしてやはり
関係性がいい仕事を生みだす秘訣だ
とひしひし。
社会人としてちゃんとお金も払ってくれました(涙)
いい仕事した…(させてもらった)
恒例のたこやんで
たこ焼きたべて帰りました。
これから彼がどんな進路をたどるのか
楽しみです。アロハ~
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