もやもやずぶちゃん

ずぶの学校のやかましみさきです。絵や文、俳句、ぬいぐるみの創作、人形劇、手作り作品のお店をしています。ワークショップ、オーダーメイド受付中。おたよりください。info@zubunogakkou.com

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絵や文、ぬいぐるみの創作、人形劇、手作り作品のお店、

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Story 【ロングインタビュー】かずこ

かずこ Kazuko

※当時の記事をそのまま載せています。現在は「かずぼん」から「かずこ」にお名前が変わりました。(2018年2月)

 

「心の取り扱い講座」「瞑想」「言霊」「マクラメ教室」などの一風変わったワークショップや、毎年夏に「屋久島」ツアーを企画・開催している「かずぼん」こと三宅和子さん。働くこと、お金のこと、心のことを、真剣に追究されてきたかずぼんさんの発見の物語です。

 

スタイリング・末川マキ 撮影・さくらまみ

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働くのが当たり前と思い込んでいた

両親が働いていたので、若いころからとにかく働くのが当たり前だと思っていました。働かなければならないと。特にお金がほしいというわけでもなく。いいと思ったところに自ら突撃するという仕事の見つけ方でいろんな職を転々としましたが、パソコンをはじめてからは、ひとに教えてもらったり、本を読んだりしてホームページ作る仕事をするようになりました。

 

今の主人と出会い、結婚届を出した月に旦那が仕事を辞めたんですね。しかも、理化学機器の問屋をしていた実家の会社が倒産してしまって。借金もあって、ますます働かなければならないと必死でした。朝「仕事行くわ」って言ったら、夫は釣り竿もって一緒に出るみたいなことが半年ぐらい続いたんですが、結局からだを壊しました。

 

「私こんだけ借金があるから別れてもらっていいですか」と打ち明けたら、笑い飛ばされました。おれが若いときはめちゃくちゃしてたって(笑)今は、普通にサラリーマンとして働いてくれています。

 

ビジネス塾で啓示を受ける

そのころ会社の研修で通っていたビジネス塾の先生がとてもおもしろい方でした。

 

ネットショップを運営していて、なんで売れへんのやろと悩んでいたのですが、「ものを売るから売れへん」と、なんとも哲学的なことを言われて、でもそれで会社で売ってる商品が全然好きじゃないということに気付いてしまいました。からだも壊してるし「仕事辞めるねん」と打ち明けたら、ビジネス塾の同期に仕事をいただけて、本当にありがたいことでした。

 

また「遊ばざる者、働くべからず」とも。遊ぶっていうのは、ただ遊ぶんじゃなくて好きな仕事をしながら遊びのような仕事のようなことを真剣にやりながら、お客さんを大事にしながら働くってことで、これも今の自分につながっています。

 

ビジネス塾なのに「天命は?」とか聞かれて……そのあたりからスピリチュアルの世界が気になりだしました。

 

スピリチュアルの世界に飛び込む

沖縄のヒーラーさんに出会いました。彼女の講習セミナーの事務方をお手伝いしていて、泊まるところを手配したり、受付の準備をしたり。スピリチュアルは奉仕の世界で、沖縄、東京をたびたび行き来するけど旅費は全部自腹でした。今考えるとどうやってやっていってたのか不明ですが、ホームページの仕事と、スピリチュアルの活動は全く違うはたけで、葛藤がありました。

 

それで経済的に不安でも、とりあえず今後スピリチュアルの活動をしていくとして、見えない聞こえない世界を、私は本当に追求したいんか? と自分を深く見つめなおしました。ヒーラーさんがされていたことの中で、自分がしたいことは、自分の感情をしっかり見る。瞑想する。自然の中に出かけて行って非日常をしっかり味わうことで、日常にかえってきたときに本来の自分を取り戻す。川に入るとか、歌を歌うとかしているうちに勝手に泣けてくる、開いてくるというような経験……。

 

ひとりで立ち上がる

私はこれがしたいんや! と決心して、その世界を抜けた瞬間、私にはなにもない、と急に怖くなりました。無人島にひとりぽつんといるような感覚。一か月半ぐらい沈んでいました。ここから私ひとりで瞑想やりますとか超あやしいひとやん。でも自分でなんとかしていかなあかん。

 

そこから手あたり次第占い系(占星術ホロスコープ、マヤ暦、ガイド、守護霊など)ありとあらゆるものを見てもらいました。このひと! と思った人のところに答え合わせをしに行った感じです。

 

心のこと、生と死、不思議、そういうことをひとと分かち合いたい、この気持ち、気持ち悪いだろうか。でもそれを前面に出したい。

 

「かずぼんはそういうひとだから自信をもっていいのよ。そういうのを考えるのは普通です。どんどん話したいことを話してしてください」と後押ししてくれる方にどんどん出会うことができました。

 

その勢いにのって15年ぐらいから、おそるおそる初めたのが「心の取り扱い講座」。私が学んできたことを紙面で伝えながら、瞑想するのがメインです。

 

お金の問題を克服していく

親が失敗したのが影を落としたのか、お金に対してはずっと苦手意識が拭えませんでした。どのスピリチュアルの本にも最後にはお金のことが書いてある。自分にとってもやっぱりお金が最終的に課題やなという思いが強くなりました。避けては通れない道なんです。

 

なんで私、身を粉にして働いて倒れてみたりとかしたんやろと考えると、ようやく去年あたりから、稼いでいいんやという気持ちになれたんです。お金を稼ぐというよりも、私が出したエネルギー量に対して正当な価値を自分でつけて、相手がそれに納得してくれて、お金をいただける。そしてそれをまた誰かに使う。そうやって循環していく。

 

お金もエネルギーといっしょなんや。あ、だから、スピリチュアル関連の人たちは最後はお金の話をするんやって、少し腑に落ちました。貯めると腐るし、水と一緒なんや! って。

 

自分で自分の価値を認める、自分で自分に値段をつけるというのはなかなかできない、難しいことです。最初はすごく低い。上げるのには勇気がいる。でもそういう価値が私にはあると自信をつけるためにも値段は上げていかないととも思う。去年一年はその練習期間でした。

 

私が知ってることを口伝えで伝えていく。例えば言霊のこと。「しなあかんねん」とか、ひとりごとを言うひとを見ると、そういう世界を自分で創ってるんやでって言いたくなります。けど言えない、ほな、これを仕事にしたらええんちゃうん? ということで講座になっていきました。好きなことは、なんでも仕事につなげてしまいます。

  

仕事に対する考え方が変わる

おととしから夏に、屋久島にみんなで行こうというツアーを企画しています。自分が屋久島に行くのが好きで、それが仕事になったらええなぁという発想からはじまりました。でもそういうリトリート(仕事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係に浸り自分を見つめなおすこと)をやったこともないし、どうやって組み立てればいいのだろう。まずはすでにやっているひとのツアーに参加してみよう! ということで、男性のヨガの先生についていくことにしました。

 

私はそこで、ヨガができないヨガの先生を見ました。

 

強烈な雨が何日も続いたんです。やっぱり浜辺で夕日を見ながらサンセットヨガをするのと、豪雨を横目に室内でヨガをするのは全然違うじゃないですか。雨が小降りになって、がんばって外で決行しようとしても、ヨガマットが、ばーっとひっくり返ったりして……最終日にようやく晴れて、たき火を囲んでみんなでごはんを食べていると、先生がぽろっと泣き出しました。「ごめんなぁ、何もできなくて……」そしたら14、5人の参加者が口々に「ヨガをしたいから来たんじゃなくて、〇〇さんだから来たんです。」って言うんですね。

 

そのころはまだ、私が何かをしなければならないと思っていました。でもこの時に「あ、私が何かしようとか、なんとおこがましい!」とえらいことに気が付いてしまいました。このツアーに参加してなかったら、私はまだ何かをせなあかんと思ってたかもしれない。

 

そうか、私は旗を上げるだけでいいんや! よっしゃ!

 

誰も来てくれへんかったら、私は屋久島に行かへんのか? いや、行く。と腹をくくる。すると不思議なことにひとが集まるんですね。

 

これから 何も心配いらない

今年からは、誰かと何かをしようと思い、動き始めています。なまじっかできるから全部ひとりでやろうとしてしまう。占いによると、私にはパートナーシップ、協力とバランスに欠けているので、自分で足していこうと。私ができることと誰かができることを足したら二倍以上になります。ヨガの女性や歌手の方とツアーを企画したり、自分で何かを始めたいひとを後押しして、次のステップのサポートをできるひとにバトンタッチしたり。

 

ちなみに、マクラメっていうのは、ミサンガみたいな手編みのアクセサリーです。手で編めるというのが衝撃的でした。

 

もっと作りたいけど、本もほとんどなくて「作らせたいのか作らせたくないのかどっちや!」とひとりで本にキレたりしながら。ここどうなってんねやろと、ユーチューブを何度も止めて見て独学で。探究するのが好きなんですね。人と一緒がいやだし、泥くさい私の世界を表現したいんです。イベントで売るようになりました。教室は定期的にやっています。編み図を見て自分で編めたら楽しいし、好きに作れる。そこまで自立できるようにするので、少々スパルタなところもありますが。

 

マクラメ作家になりたいかといわれたら違うんですけど、キャッシュポイントの一つとして持っておきたいですね。

 

*Profile*

かずこ   cocoro/ソウルナビゲーター

瞑想や心の講座、リトリートなどで本当の自分に戻っていくための導き手

meiso-seikatsu.com

 

文・あかまつみさき(ずぶの学校校長)

「キャッシュポイント」ってすてきなことば。自分のキャッシュポイントを、はっきり言えるようになりたい。

 

この記事はらくだ出版(宇宙友朋会)発行の「KAMELO(ラクダ)」2017年5月号に所収されています。800円です。お買い求めはy.mishima888@gmail.comまでご連絡ください。

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KAMELO(2017.5)表紙